未分類

緑内障とPCを使った仕事

投稿日:2021年12月23日 更新日:

非常に勇気をもらえる動画に出会えた。

以前にも書いた通り、
自分の仕事の中で、
「読むんで書くこと」が大きなウェイトを占めている。

そして、自分の趣味の中でも、
読むことに占めるウェイトは高い。

だから、
失明したら、
仕事も趣味も失われてしまうのだと、
気持ちが落ち込んでいた。

失明後の生活を想像する中で、
色々と検索していたところ、
「全盲なのにパソコン使えるの?」仕事の様子お見せします!(デスクワーク編)」というタイトルに惹かれて、
この動画を見てみた。

「PC-Talker」というアプリケーションを使って、
文字を読み(聞き?)、文字を書いている。

視覚障害者の方にとっては当たり前の
アプリケーションなのかもしれないが、
自分は初めて知った。

文字を読むのではなく、文字を聞くなんてことは、
今の自分では発想が及ばなかった。

これがあれば、
仕事も趣味も失わないで済むのかもしれない。

昨日、「視覚障害者専用のグループホーム」の存在を知った時、
家族・恋人に「迷惑をかけないこと」と「生きること」を両立させることができると、
すごく安心したけど、
このアプリケーションがあれば、
仕事や趣味も継続できるかもしれない。

緑内障で自分が仮に失明するとしても、
緑内障という病気の性質上、
まだ時間はある。
それまでに、もっとテクノロジーも発達してくれるかもしれない。
資料がデジタルデータであることが、
今まで以上に当たり前になるだろうから、
読める資料も増えるだろう。

ただ、このアプリケーションの限界のようなものも分かる。
点字も含め、「視覚障害者が何かを見る」ことの限界なのかもしれない。
具体的には、
一覧的に見ることが不得手であり、
絵・デザインを見ることができないことだ。

自分が見る立場としては、一見して資料の全体像をつかむことは困難そうだし、
自分が作成する立場としては、エクセルを今まで通りに使うことは難しそうだ。
でも、「何が困難か」を知っていれば、選びうる選択肢はあるだろう。

この動画の作成者の石田由香理さん、
偉そうな言い方だが、
自分より困難な状況にあるにもかかわらず、
前向きに生きている方には勇気をもらえる。
尊敬するし、個人的にすごく感謝している。

-未分類

執筆者:

関連記事

no image

すれ違い

今日は、恋人に同行してもらって、 眼鏡を選びに行った。 御礼を言ったら、 恋人の持病へのケアで、 各所に同行した時の御礼を言ってくれた。 支え合っているようで、心が温まる。 それぞれの病気が発症する前 …

no image

失明する日、寿命を迎える日

ふたつの目標を決めた。 一つは、2031年12月16日までに、 失明しても生活できるようにすること。 もう一つは、2084年×月×日まで、 失明せずに生きること (ひとりで生活できる視野を保つこと)。 …

no image

急な充血

大河ドラマを見た後、トイレに行って洗面台の鏡を見たら、眼が急に充血していた。 これまでは、眼が多少充血していても、疲れかなとか、風邪気味なのかなとか、思ってたけど、緑内障になるとついつい気になってしま …

no image

全盲の弁護士の存在を知る

全盲の弁護士、大胡田誠さんの存在を知った。 知的障害や痴呆症で、財産管理が困難な場合、 弁護士等が後見人となる成年後見制度がある。 視覚障害で、財産管理が困難な場合も、 弁護士が後見のようなことをして …

no image

長距離ドライバー向けの体操やストレッチ

血流改善のためになる体操やストレッチを色々検索している。 血流が悪化しがちな職業を考えてみたところ、 長距離ドライバーが思い当たる。 固定化された姿勢で緊張感を強いられる仕事は、 肉体的な負荷も高く、 …

名前:
ぐらこ

コメント:
30代で緑内障になっちゃった日々の記録です。