未分類

人は皆、いつか障害者になる。

投稿日:2022年1月23日 更新日:

以前、「人は皆、いつか障害者になる。」という言葉を聞いたことがある。

障害者差別をする人や、バリアフリー推進を反対する人に向けて、誰しも老いたら身体機能・認知機能が衰え、大なり小なり、障害者とならざるを得ないこと(老いる前に死なない限りは。)、または、自分自身が老いて障害者になるまでまだ時間があるとしても、自分の親をはじめとする自分より年長の家族は自分より早期に老いて障害者になることを啓蒙し、障害者差別やバリアフリー推進へ反対することを戒める趣旨の文脈で使用された言葉だったと記憶している。

緑内障予備軍となり、障害者予備軍となった今、その言葉を痛感している。

今までも、障害者差別などをしてきたことはない(もっとも、同時に、積極的に障害者差別解消に貢献してきた、とはとても言えないが。)。
でも、上記の言葉を実感を持って受け止めたことはなかった。

よく考えれば(よく考えなくても)、老いて障害者にならずとも、子供のころだって、人にお世話になりっぱなしだ。
もし今が、眼鏡もまだない時代であれば、自分は既に障害者だろう。
人の世話にならずに生きる期間を持てること自体が幸運だ。
自分もこの幸運な期間を少しでも長くできるよう、日々の生活に気をつけよう。

-未分類

執筆者:

関連記事

no image

緑内障を恋人に告げた日

告げた時、恋人は驚いた顔をしていた。 そのあとに泣いてくれた。 この人と付き合っていてよかったと思った。 ただ、やはり、失明という言葉が強い気がしたので、 必ずしも失明するわけではないことと、 仮に失 …

no image

緑内障とステロイド

眼の「急な充血」について、「「まだ緑内障ではない」と告げられた」にも書いたように、結膜炎と診断され、「医師への信頼」や「薬と納豆」にも書いたように、結膜炎用の点眼薬を処方された。 点眼薬のパッケージを …

no image

緑内障と結婚

緑内障患者は結婚できないのかな。 結論としては、本人次第なのだろうけど、少し考えてしまう。 お見合いで、かつ子供を望む場合は、一番難しそうだ。 それまで関係性がない相手であり、その相手の失明後の人生を …

no image

緑内障にとらわれる

朝から緑内障について調べてしまう。 失明してしまう可能性はあるが、必ず失明するわけではないことを、改めて知る。 そして、進行を遅らせる対症療法しかなく、根本的な治療法がないことを知る。 必ず失明するわ …

no image

緑内障と診断された日

今日、自分が緑内障だとわかった。 先生から告げられた時に頭をよぎったのは、「まさか」「やっぱり」「逃げ切れなかった」という3つの言葉だった。 受診のきっかけは、母から緑内障には注意するように言われたこ …

名前:
ぐらこ

コメント:
30代で緑内障になっちゃった日々の記録です。