未分類

緑内障と労災

投稿日:

緑内障について、労災(労働者災害補償保険)で補償されるかというと、個人的には、難しいのかなと思っている。

自分も、長時間残業で、緑内障(予備軍)に至ったと思っているけど、以下の理由で、難しいのかなと思っている。

・因果関係
そもそも、緑内障は、原因がはっきりとは特定されていない病気のようである。
また、想定される原因も、遺伝や強度の近視など、個人に起因するものもあり、必ずしも長時間労働による目の酷使で(特にそれのみで)発症したとは言い難いように思う。
会社側とすれば、長時間労働による目の酷使以外の原因により発症したのではと反論してくるだろう。

・時間の長さ
緑内障は、視神経の損傷により視野が失われる病気であるが、視神経の損傷が直ちに視野喪失につながるわけではない。
また、視神経の損傷も、長期に渡って進行する病気である。
そのため、視神経が損傷した起点を遡って特定することが難しいし、また、視野が失われるほどの視神経の損傷に、どの程度、長時間労働が影響を与えたか、特定することが難しい。
会社側とすれば、視神経が損傷した時点で長時間労働をさせていたか否かの立証や、視神経の損傷の進行の過程に長時間労働がどの程度影響したかの立証を求めてくるだろう。

-未分類

執筆者:

関連記事

no image

緑内障と退職

緑内障がわかった後、勤務先の就業規則を確認してみた。 「労務の提供」ができない場合は解雇されるか、休職を命じられるようだ。 休職期間満了後、復職出来ない場合は退職となるが、緑内障による失明は、休職して …

no image

緑内障と診断された日

今日、自分が緑内障だとわかった。 先生から告げられた時に頭をよぎったのは、「まさか」「やっぱり」「逃げ切れなかった」という3つの言葉だった。 受診のきっかけは、母から緑内障には注意するように言われたこ …

no image

初診時に知りたかったこと

今のところ、 緑内障について、 セカンドオピニオンを受けるつもりはないのだが、 色々と情報を調べた今から振り返ると、 緑内障と診断してくれた先生に 説明してほしかったなと思うことがある。 もし、今後受 …

no image

医師への質問(その2)

まだ緑内障ではないと告げれらたことにより、質問しようとしていた内容の軌道修正が必要になった。 1ヵ月後に、結膜炎の経過観察で、診察してもらうので、その際に以下のことを質問してみようと思っている。 ・緑 …

no image

全盲の弁護士の存在を知る

全盲の弁護士、大胡田誠さんの存在を知った。 知的障害や痴呆症で、財産管理が困難な場合、 弁護士等が後見人となる成年後見制度がある。 視覚障害で、財産管理が困難な場合も、 弁護士が後見のようなことをして …

名前:
ぐらこ

コメント:
30代で緑内障になっちゃった日々の記録です。