非常に勇気をもらえる動画に出会えた。
以前にも書いた通り、
自分の仕事の中で、
「読むんで書くこと」が大きなウェイトを占めている。
そして、自分の趣味の中でも、
読むことに占めるウェイトは高い。
だから、
失明したら、
仕事も趣味も失われてしまうのだと、
気持ちが落ち込んでいた。
失明後の生活を想像する中で、
色々と検索していたところ、
「「全盲なのにパソコン使えるの?」仕事の様子お見せします!(デスクワーク編)」というタイトルに惹かれて、
この動画を見てみた。
「PC-Talker」というアプリケーションを使って、
文字を読み(聞き?)、文字を書いている。
視覚障害者の方にとっては当たり前の
アプリケーションなのかもしれないが、
自分は初めて知った。
文字を読むのではなく、文字を聞くなんてことは、
今の自分では発想が及ばなかった。
これがあれば、
仕事も趣味も失わないで済むのかもしれない。
昨日、「視覚障害者専用のグループホーム」の存在を知った時、
家族・恋人に「迷惑をかけないこと」と「生きること」を両立させることができると、
すごく安心したけど、
このアプリケーションがあれば、
仕事や趣味も継続できるかもしれない。
緑内障で自分が仮に失明するとしても、
緑内障という病気の性質上、
まだ時間はある。
それまでに、もっとテクノロジーも発達してくれるかもしれない。
資料がデジタルデータであることが、
今まで以上に当たり前になるだろうから、
読める資料も増えるだろう。
ただ、このアプリケーションの限界のようなものも分かる。
点字も含め、「視覚障害者が何かを見る」ことの限界なのかもしれない。
具体的には、
一覧的に見ることが不得手であり、
絵・デザインを見ることができないことだ。
自分が見る立場としては、一見して資料の全体像をつかむことは困難そうだし、
自分が作成する立場としては、エクセルを今まで通りに使うことは難しそうだ。
でも、「何が困難か」を知っていれば、選びうる選択肢はあるだろう。
この動画の作成者の石田由香理さん、
偉そうな言い方だが、
自分より困難な状況にあるにもかかわらず、
前向きに生きている方には勇気をもらえる。
尊敬するし、個人的にすごく感謝している。